鼻尖形成3D（糸）とはどのような鼻尖形成の施術法か

鼻尖形成3D（糸）とは、鼻先にある鼻翼軟骨の形を立体的（3D）に整える施術法です。糸を用いて左右に開いた鼻翼軟骨を中央に寄せるだけの施術は、鼻先の皮膚や脂肪が薄い場合に有効ですが、そうでない場合は期待通りの効果が得られない場合があります。

鼻尖形成3D（糸）は鼻翼軟骨の中央を切開し、内側に入り込んだ軟骨を鼻先に向かって突出させ、高さをだします。また、切開した鼻翼軟骨の間に耳介軟骨や鼻翼軟骨で作った支柱（ストラット）を挟むことで、鼻先を安定させます。

鼻尖形成3D（糸）の施術の流れ

1. （カウンセリング）なりたい鼻尖のイメージを元に施術計画を立てます
2. （麻酔）施術中に痛みがでないよう局所麻酔または静脈麻酔を行います
3. （施術）オープン法またはクローズ法によって施術を行います。施術時間は1時間半～2時間ほどです
4. （施術後）出血など異常が無ければ帰宅。3日後に鼻ギプスを外し、1週間後に抜糸を行います。腫れや内出血といった副作用がでる場合がありますが、1～2週間程で徐々に落ちついていきます。鼻の形が安定するまでに、約半年ほどかかります

鼻尖形成3D（糸）のメリット

メリット1：鼻の高さがでることで鼻の形がきれいにみえる

鼻尖形成3D（糸）は、鼻翼軟骨の形を変えて鼻先の高さを出す施術法です。そのため、正面から見て鼻先がスリムに見えるだけでなく、横から見ても高さがあるためEライン（鼻先と下顎先を結んだ線）をきれいに見せることができます。そのため、単に糸で鼻翼軟骨を縛り上げるだけの施術よりも、仕上がりがきれいなのが特長です。

メリット2：半永久的に鼻尖形成の効果が持続する

ヒアルロン酸を注入して鼻の高さを出す施術は手軽な反面、定期的にヒアルロン酸の注入が必要です。鼻尖形成3D（糸）は、鼻翼軟骨の形を整える施術のためヒアルロン酸注入のように手軽さはありませんが、鼻尖形成の効果は半永久的に続きます。

メリット3：ポリビーク変形を予防することができる

ポリピーク変形とは、横からみた鼻先の位置が上方にずれ、なおかつ丸みを帯びてしまうことです。オウムのくちばしに似ていることからポリビークと呼ばれています。切らずに糸だけで縛りあげる施術では、ポリビーク変形が起きる場合がありますが、鼻尖形成3D（糸）では鼻翼軟骨の上方部分を切除して鼻先の位置がずれないよう施術するため、ポリビーク変形を未然に防ぐことができます。

鼻尖形成3D（糸）のデメリット

デメリット1：鼻先の左右差や鼻尖が曲がって見えることがある

鼻尖形成3D（糸）は、鼻翼軟骨の形を施術によって変えるため、その人のもつ鼻翼軟骨の特性によってはきれいに左右対称とならない場合があります。また、軟骨を移植する際にうまく鼻先に挿入できずに、鼻尖が曲がってしまうこともあります。緻密な操作を必要とする施術であるため、鼻尖形成3D（糸）の施術経験が豊富なドクターのいるクリニックで施術してもらった方が良いでしょう。

デメリット2：施術内容によっては傷が残る場合がある

クローズ法によって鼻尖形成3D（糸）を行う際は、鼻の穴のみを切開するため、傷は外部から目立つことはありません。しかし、オープン法での施術が必要な場合は、鼻の下の中央にある鼻柱も切開しなくてはならず、鼻柱に小さな傷が残ることがあります。また、支柱（ストラット）を耳介軟骨から採取する場合は、耳の裏の付け根付近に傷跡が残ります。

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鼻尖形成3D（糸）による鼻尖形成に掛かる治療費の相場

鼻尖形成3D（糸）での治療費の相場はクリニックによって多少異なりますが、大体30万～50万の間あたりとなっています。

鼻尖形成3D（糸）による鼻尖形成で懸念されるリスク

鼻尖形成3D（糸）は、クローズ法またはオープン法によって皮膚を切開して行う施術のため、施術後に腫れや内出血がでることがあります。また、腫れにより鼻づまりを起こすこともあります。腫れや内出血は1～2週間ほどでおさまりますが、鼻先に軟骨を移植するため、鼻先が固くなってしまうこともあります。

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