鼻は顔の中央にあり、鼻の形によって大きく印象を変わってしまうからこそ、鼻にコンプレックスを抱えている人も多くいます。中には小鼻の大きさで悩んでいるケースも少なくありません。鼻尖形成によって小鼻を小さく見せることは可能ですが、小鼻を小さくしたいのであれば他の施術を検討することも大切です。このページでは小鼻を小さくするための施術法について紹介します。

鼻尖形成で小鼻も多少小さくなるが…

鼻の施術として代表的な鼻尖形成は、鼻を小さくしたい方や団子鼻を解消したい方、鼻先を整えたい方に向いている施術法です。鼻先をスッと細くすることで、鼻の穴が縦長となり、小鼻を小さく見せる効果は期待できるでしょう。しかし団子鼻ではなく小鼻の大きさだけが気になるのであれば、必ずしも鼻尖形成が向いているわけではありません。小鼻縮小やボトックス注射などの施術の方が向いている可能性もあります。

小鼻を小さくしたい人に向いている治療法

小鼻縮小（内側法）

内側法の小鼻縮小とは、鼻の穴の内側からヒフを切開する方法で、小鼻の丸み・ふくらみが小さく、鼻の穴が大きい方や鼻の横幅を小さくしたい方に向いている施術法です。ヒフを切除し、その部分を縫合することによって鼻の穴が小さくなり、小鼻自体も内側に引っ張られるため小さくなるといった効果が期待できます。

この施術法であれば外側に傷跡が残らないため、外見で整形手術がバレる心配はありません。ただ外側法よりも切除できるヒフが少ないので、小鼻の状態によっては思うような効果が得られないことも。手術は15分～30分ほどで、1～2か月ほどで状態は落ち着いてくるでしょう。

小鼻縮小（外側法）

小鼻の外側からヒフを切開する方法で、内側法よりもヒフを大きく切除できるため、小鼻の丸みが大きい方や小鼻が外側に張り出している部分を小さくしたい方に向いている施術法です。鼻の外側に傷ができてしまうというデメリッはありますが、一般的に小鼻の凹んでいる部分に沿って切開するので傷跡は目立ちくにくいでしょう。ただ小鼻をより小さくしたいと考えれば、その分切除範囲も大きくなるので、傷跡は大きくなるので注意が必要です。手術時間やダウンタイムは内側法とほとんど変わりません。どちらの施術にするのか医師と相談しながら検討することが大切です。

切らない小鼻縮小（埋没法）

小鼻を小さくしたいけど、メスは使いたくない方であれば切らない小鼻縮小である埋没法が向いているかもしれません。埋没法は小鼻の端から糸を通し、縫い縮めながら小鼻を鼻の真ん中に寄せる施術で、鼻の鼻を小さく見せる効果が期待できます。表情によって小鼻が広がる・鼻の穴が大きくなるといったことを抑えられるといったメリットはありますが、ヒフを切除したわけではないので小鼻の膨らみや鼻の穴の大きさは変わりません。つまり小鼻そのものを変えるのではなく、小さくみせるという効果になるので、小鼻・鼻の穴を物理的に小さくしたいなら切開法の方が良いでしょう。

施術時間は10分～15分ほどで、ダウンタイムはほとんどないので、切開法よりも気軽に施術できるといった魅力もあります。

ボトックス注射

メスを使わず気軽に小鼻を小さくしたい方に向いている施術法が、ボトックス注射です。ボトックスは筋肉の働きを抑える効果が期待でき、小鼻に注入することで小鼻の筋肉が動きにくくなり、笑顔のときに小鼻が広がるのを抑えられます。ただボトックス注射の効果が半年～1年ほどでなくなってしまうため、継続的に効果を維持したいのであれば定期的に注射しなければなりません。ただ傷跡やダウンタイムもほとんどなく、比較的費用も抑えられるといったメリットもあります。施術時間も数分程度なので、多忙な方でも受けやすい施術と言えるでしょう。

鼻翼挙上術

鼻翼挙上術とは小鼻の外側から切開して、小鼻を持ち上げて固定する施術法です。全体的にシュッとした鼻を作りやすく、小鼻が小さく見えるだけでなく、鼻先が高く見えるなどの効果も期待できます。基本的には小鼻の溝に合わせて切開を行うため、傷跡が目立ちにくく、メイクをすれば周囲に知られる心配はほとんどないでしょう。ただ左右差ができる・ツッパリ感がある・小鼻が目立つ気がするなどのリスクもあるので、しっかりと医師に相談してください。

鼻尖形成と小鼻縮小は同時にできる？

小鼻の大きさだけでなく鼻先の丸みなどの悩みも抱えているのであれば、小鼻縮小と鼻尖形成を同時に受けることも可能です。同時に施術をすることによって、鼻・顔全体のバランスを整えやすくなり、ダウンタイムを1度で済ませられるといったメリットがあります。ただ費用も2つの施術分がかかるので、予算面も含めて医師と話し合って決めることが大切です。

まとめ

鼻尖形成の施術は鼻先を整えるための施術なので、物理的に小鼻を小さくすることはできません。もし根本的に小さくしたいと考えているのであれば、小鼻縮小術などの施術を検討した方が良いでしょう。まずは鼻の状態を医師に診てもらい、どのような施術があるのか、リスク・費用などを確認してみてください。